神奈川県小田原市中里のケーキ屋フロマージュのブログ: さくらケーキ

2022年4月1日金曜日

さくらケーキ

2022年4月1日（金）

こんにちは、フロマージュです

今日から新年度が始まります、新しい事が始まる方も多くいらっしゃる時期

桜も満開を迎えていますね

さて、今日から登場したのが「さくらケーキ」

今年は白餡（しろあん）ベースで桜のケーキ作ろうと思いましたが、海外産の豆と漂白剤で作った白餡しか販売していなかったために自分で豆から煮ることにしました

今まで白餡のお菓子を美味しいと思ったことがなくて、小豆で作るあんこの方がよっぽど美味しいと思っていましたが、白餡を作るのがこんなに大変だと思いませんでした

作り方は北海道幕別町で農薬も化学肥料も使わない自然栽培で作る平譯さんの手亡豆（てぼうまめ）を一晩水に漬けて、弱火でコトコト煮て一度水をゆでこぼして渋抜きをして、又水を入れて豆が柔らかくなるまで煮て、今度は極弱火で蓋をして50分蒸らし煮してから晒布の上に流して、豆をつぶして、ふるいで裏ごし（驚くほど皮が残ります）、下に沈んだ漉した豆が沈むまで待ち、上の水だけをそっと流して、上の水が透明になるまでそれを繰り返します

晒布にさらした豆を流してねじって水気を切ると生餡の出来上がり

生餡と砂糖を銅鍋いれて焦げ付かない程度の強火で底と周りが焦げないように練り上げた白あんに、桜ジャムとフランボワーズジャムを加えたさくら餡がやっと出来上がります

そのさくら餡を入れてしっとり焼いた生地にバタークリームとさくら餡のクリームで仕上げたさくらケーキは、ふんわりと桜が香る味わい深いケーキ

一見地味な見た目ですが、ものすご～く手間をかけた桜の和洋菓子です